その他

SION~Real Rock’n’Roll Gypsy~

今から10年以上前、東京に住んでいた頃の話。

地元から遊びに来た友人と2人で、予定がある時間までの暇つぶしにと、

とある中野のロックバーに飲みに行った。

マスターは流石にマニアックなロックに長けており、当時アイリッシュ・パンクにハマっていた自分は

名前も知らなかったその手のバンドのLPを、飲みながら色々教えてもらい、聴かせてもらっていた。

そこに、誰かが店内へ続く階段を上がってくる音が聞こえた。

心地よく流れる、名前も知らないアイリッシュ・パンクバンドのメロディーを口ずさむ声と共に、

扉が開いた。

「なんでおれこの曲知ってんだろ?マスター、1杯だけ飲ませてくれ。」

SIONだった。

 

Real Rock’n’Roll Gypsy


SIONがインタビューか何かで、

究極に個人的な事をうたえば伝わる」なんて事を言っていた記憶がある。

その言葉の通り、SIONの詩は自分が経験したであろう事柄を生々しいまでに描写してゆく。

誰もが経験あるであろう出来事や感情。

それが唄声となって心の隙間に遠慮なく入り込んできて、あの頃、あの時の自分と被ってゆく。

おれを監視でもしてんのか?ってくらいにピッタリと当てはまってしまう。

吟遊詩人。まさに、『Real Rock’n’Roll GypsySIONの魅力だ。

 

もう1杯くれ、ありがてえ


やべー、SIONだよ!まじで?本物?B?なんて会話を小声でしながら、そのオーラに惚れ惚れした。

あり得ない空間に居合わせた最高の瞬間だった。

しかし、この後に別の約束を控えていた自分は、もうその場を離れなければならないタイムリミットがぎりぎり迫っていた。

せめて握手だけでもと思い、立上った。

SIONさんですよね?握手してもらえませんか?」

当時、SIONのバックグラウンドを知り得もしなかった自分は、何も考えずに右手を差し出した

それにもかかわらず彼は満面の笑みで左手を伸ばし、頭を撫でてくれた。

なんだよおまえ、かわいいなー

「ありがとうございます。『うりきち日記』もたまに見てます。応援してます。」

名残惜しいが去ろうとすると、

なんだよ!もう帰るのかよ!」ずっこけるふりをしながら「またなー

その言葉が、まるで一緒に飲もうぜって言ってくれてるように思えた。

 

あの時、約束なんてぶっちぎってSIONと飲めば良かったと、今でもずっと後悔している。

ちなみに、「1杯だけ」と言って入ってきたけど、自分らが帰る時点で3杯目位いってました、、、。
ash_sion

 

 

 

 

 

 

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